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競プロや非競技プロのやったことを書いています.

就活ポエム

プロフィール

ntk (@ntk_ta01) です。2年くらい前まではAtCoderのアルゴをよくやっていて、最近はヒューリスティックなコンテストによく参加しています

中央大学のM2、専攻は情報系、研究室ではスケジューリングなどの最適化をやっています。

プログラミングは競プロ以外を学部時代にやっておらず、就活開始時にWeb開発などを勉強し始めました。したがって、学部時代のインターンやアルバイトでの開発経験はありません。

本選考の結果は6社ほど応募して1社から内定をいただきました。サマーなどのインターンは5社ほど応募して3社合格をもらい、選考スキップも含めて4社のインターンに参加しました。

この記事は何?

B4の3月からM2の4月くらいまで就活をしていたので、それを振り返るポエムです。就活は多くの人がやると思うんですが、「気づけば周りがみんな就活をしているが、自分は就活のことを何も知らない……」みたいなことも珍しくないと思います。自分が就活してきて苦労した点や良かった点を書き残すので、数年以内に就活をすることになりそうなフォロワーの役に立てば幸いです。

対象読者

  • Twitterのフォロワー
  • 競プロerフォロワー
  • Web系ソフトウェアエンジニア職を目指すフォロワー
  • 開発経験のないフォロワー

また注意ですが、自分はWeb系のエンジニア職でしか就活をしていないので、それ以外の業界を見ている人の役には立たないかもしれません。

就活一般について

他の就活記事を読んでいると、なんだか社会のことをわかっている前提で書かれているものも多いです。大きい企業とベンチャー企業ってのがあるんだな、くらいしか知らなかった勢としては知識不足感が最初はすごいです(今もそうですが)。そもそも就活ってなにをすればいいのかわかりません。

どうやら就活は、

  1. 行きたい企業を見つける

  2. 企業の選考に応募する

  3. 面接や試験などの選考をこなして内定をもらい、内定承諾をする

というステップで構成されているっぽいです。複数の内定をもらってから、内定承諾をする企業を選ぶステップが存在する人もいるらしいです。

AtCoder Carrer Designの就活講座を読むと、就活一般についてもう少し詳しくわかる気がしますが、Web系エンジニア職以外の情報も広く落ちている印象のサイトです。

行きたい企業を見つける

振り返ると、この最初のステップが一番大事だと思いました。

とりあえずサポーターズやLabBaseを活用して企業を知るとよいです。知るとよいポイントは名前、何をやっているか、働いたらどんなことをするか、どんな人が働いてるか、休みや制度または給与はどれくらいあるかなどです。

talent.supporterz.jp

compass.labbase.jp

TLや就活記事で名前を見る就活サービスのxxナビやpaiza、wantedlyあたりは使いませんでした。AtCoderJobsも使いませんでした。AtCoderJobsを眺めるのはお手軽なので使ってみるべきかもしれません。

サポーターズは1on1面談という逆求人イベントが非常にオススメです。1日に複数社の話を一気に聞いて比較すると、行きたい会社や行きたくない会社が少し見えてきます。またこのイベントからインターンや本選考の招待がもらえたり、企業とさらに面談して情報がもらえることもあるのでとてもよいです。さらにサポーターズのこういったイベントに参加するメリットとして、めちゃくちゃアマギフがもらえます。僕もゲーミングチェアを買いました。

LabBaseだとサポーターズにないような企業とも面談をすることがあり、企業の比較に役立ちました。ICPCのスポンサーになっている会社や大きい会社の情報システム部門みたいなところと話したのですが、Web系のがやっぱり良いな……という気持ちに自分はなりました。

あとAtCoder Career Design Dayというイベントもオススメです。自分が最初に出たイベントはこれだった気がします。Connpassのイベントとかもチェックしているとよいです。

ただ採用イベントで話を聞いただけだとわからないことも多いです。よって、自分は調べた会社の中から複数社のインターンに行きました。インターンの応募は、企業の採用ページを見に行くと募集ページがあったりします(採用ページの例)(募集ページの例)。

インターンに行くメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット

  • お金がもらえることがある
  • 開発経験ができることがある
  • 就活している友達や知り合いができることがる
  • 成長できることがある
  • 実際に働くイメージが持てることがある

デメリット

  • 忙しい
  • 就活としてやることが増える

インターンに行っていない企業より、インターンに行った企業だと実際に働くときのイメージが段違いで持てます。自分は本選考に応募する時点でインターンに行った企業のいずれかから行く企業を決めることにしていました。

インターン参加記事一覧

またインターンに参加した際は企業側に確認を取って上のような参加記を書くと、その後の選考で「参加記を読んでください」が使えるのでとても便利です。業務の内容は話せないことも多いですし、インターン参加の数か月後には忘れていることも多いです。本選考で話せるように参加記を書くのはオススメです。

就活のスケジュール

と、就活のステップを紹介しましたが、どの時期に何をしたらいいでしょうか? AtCoder Career Designの以下のページを見ると、エンジニアに関わる就職活動スケジュールイメージのITベンチャーの辺りがこの記事でのスコープなのですが、企業や人によってまちまちなので情報としては何も得られない感じがします(え?)。

career.atcoder.jp

ということで自分のスケジュールを紹介しますが、B4の2月に就活を意識し始めて、最初はサポーターズの技育祭やAtCoderの就活イベントに参加しました。 その後M1になる前後でサマーインターンに応募をはじめ、M1の8月~10月はインターン、11月くらいから本選考に応募をポツポツと始めました。 M1の2~3月もインターンをし、3月に内定をもらったので4月に内定承諾をして就活を終了しました。番号付きリストにすると以下の通りです。

  1. サポーターズに登録する

  2. なんかwebアプリを1個作る

  3. サポーターズの1on1面談(春)に出る

  4. 3週間~1か月のインターンに行く

  5. サポーターズの1on1面談(秋)に出る

  6. 3週間~1か月のインターンに行く

  7. 本選考を受けて内定をもらう。内定承諾をして就活終了

他にも説明会や勉強会に少し出たり、何社かと面談もしました。

サポーターズ1on1イベント Tips

何回か名前を挙げていますが、サポーターズの1on1イベントとは、1日で複数の企業と話すイベントです。春と秋にそれぞれあり、春はサマーインターン募集、秋は本選考募集をしている印象でした。

イベントの流れとしては、まず午前に企業紹介を聞き、午後は企業と学生でマッチングを作って2社から8社ほどの企業と1on1で話す感じです。

午後の1on1で企業の人とつながりを作れることがあり、イベント後も連絡を取ることやインターンへの招待をもらうことがありました。

24卒向けのサポーターズのリンクを貼っておきますが、しばらくすると消えそうです。申し込み可能イベントもほとんど締め切られています。

lp.supporterz.jp

学生からのフィードバックを受けてイベントの進行が変わることもあるかもしれませんが、自分が参加したときからのTipsをまとめます。

  • 選抜制のイベントなので、応募時は成果物や実績を書いておくのが大事。

  • 1on1後に企業からもらえるフィードバックを残しておくとよい。インターンや本選考の応募時や面談時に使いまわせるため。

  • Zoomのチャット欄に貼られるリンクとかをパッと保存できるようにしておくとよい。

  • 第一志望の企業などはその後の選考などで関わる機会もあるので、1on1をした場合には面談した人の名前などをメモっておくと忘れなくてよい。

  • 面談をする人に完全に依存するけれど、面談をする人が人事かエンジニアかで、聞ける話は結構違う。面談の練習になるので、今後の選考の時に役立つよう反省点やよかったことはメモっておく。

  • 前日までに各企業にしたい質問を考えておくとよい。

  • 今後応募するときに、このイベントで話したことを書いておくとよい。

オススメ書籍

  1. 21世紀最強の職業Web系エンジニアになろう AI/DX時代を生き抜くためのキャリアガイドブックの通販/勝又 健太 - 紙の本:honto本の通販ストア

  2. Webを支える技術 ―― HTTP,URI,HTML,そしてREST:書籍案内|技術評論社

1 は大学の先輩に教えてもらった本なのですが、Web系エンジニア周りの職業をザッと知るのに役立ちました。 2 はWebアプリを作るとき、最初にコレを読むのが良い気がしています。

感想

Web系エンジニア以外の就活をしなかったかつコロナがまだまだ落ち着いていない時期の就活だったため、就活を全てオンラインで行えたのは楽でした。スーツも買わなくてすみました。面談やESも最初は慣れなかったのですが、数をこなしていたらそんなに力まずともこなせるようになっていました(就活サービスや他の選考で書いたやつをコピペできるようにしておくとよい)。第一志望と決めた企業の合格を待っている時期だけ少し辛かったですが、就活を通じて友達ができたりお金がもらえたり業務でのプログラミングをしたりと自分は就活をしていた1年間を楽しめました。1年前はフロントエンドとバックエンドの違いもよくわからず、Gitも使えなかったんですが、まあバックエンドエンジニアとして働いていけそうなところまで来れてよかったです。

自分のやったことが少ない!と思う人もいれば、多い!と思う人もいると思います。"就活 はてなブログに投稿しました"とTwitterで検索をかけると他にも就活記事がいい感じに出てきます。他の人の就活記事も参考にしてみてください。また個別の社についてや自分の会社選び基準などについては詳しく書きませんでしたが、気になる学生のフォロワーは声をかけてください。昔から繋がっている何人かのフォロワーとは就活話をちょこちょこしています。

就活はマッチングとよく聞きますが、合わない企業とお話することが圧倒的に多かったです。合う企業と巡り合う運が必要だと感じました。自分はそういう点で運があって、満足できる結果になったと思います。競プロが好きだったりよくTwitterにいるようなフォロワーは自分と価値観が近い場合もあるかもしれません。ぜひ気になるフォロワーは通話などをしましょう。Apexからでも構いません。

いろいろと参考になるため、開発経験の多い人ですが下の記事を読むのもオススメです。判断基準の部分などは結構わかるなあ、と思って昔読んでいました。参考リンクが多いので、ここから他の人の就活記事を探すのもいいでしょう。

blog.p1ass.com

こういう話題をした後は欲しいものリストを貼ってもよさそうなので貼ります。ところで自分は5月6日が誕生日です!誰か祝ってくれると嬉しいです!

www.amazon.jp